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本題
「ありがとな、神坂くん。君がいてくれたお陰で、いつもより食卓が楽しくなったよ」
「へっ? あ、いえそんなお礼を言うのは僕の方で……その、ありがとうございます東條くん」
それから、ほどなくして。
そう、穏やかに微笑み感謝の意を伝えてくれる東條くん。だけど、お礼を言うのは完全に僕の方で。
さて、僕らがいるのは東條くんのお部屋。彼の申し出により、再びこちらにお邪魔しているわけで。そして、それはきっと――
「……なあ、神坂くん。もし良かったら、今後二人で練習する時間を作らないか? 部活以外で」
「…………へっ?」
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