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思い掛けない東條くんの申し出に、ポカンと口を開く僕。きっと、今から本題――今日、こうして僕を招いてくれた理由を話すであろうことは流石に分かっていた。だけど、その内容があまりにも予想外で――
「……やっぱり、嫌か? 部活の上に更に、だもんな」
「ああいえ、そういうわけではなく!」
すると、仄かに微笑みそう尋ねる東條くん。いえ、決して嫌なわけじゃないんです! どころか、僕としては本当にありがたいくらいで。だけど――
「……ですが、その……それは、東條くんに多大な負荷が掛かるのでは……?」
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