四章 爛石のおつとめ
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船と馬に揺られること十夜。 久々に戻った爛石は、その庭先である竹林を歩くと霜が砕けた。吐く息は白く、手は懐の中から出せない。山中はすっかり季節が変わっていた。 一月ぶりの幇主の凱旋に、構成員は沸き立ち、七日七晩宴が催された。幇主とともに巨万の富を生み出した春宵も、下にも置かぬ歓待を受けた。 酒と美句に心とろかされ、心地よい宴会疲れと達成感の中で、日々は過ぎていった。
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