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幇主はといえば、このところ、日がな各部署の監督と称して、爛石の持ち山をうろつくくらいしかしていない。
「たまには休養するのもいいじゃない」
と言ってはいるが、国の監視が厳しくなったので、うかうか商売に出られない、という噂も、春宵の耳に入ってきていた。
爛石内の人の動きは、日毎に鈍くなっていくように感じられた。
そんな日が続くにつれ、爛石は出稼ぎに行く回数も減っていった。
活躍できずうっそりとした出稼ぎ組が、昼間から泥酔して集会場に居座る毎日が続くと、他の部署まで労働意欲が削げ、淀んだ風が充満していった。
こんな生活が、いつまでも続くとは思えなかった。
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