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私欲しかない支持者たちの熱い視線。それは星を強く励ました。
だが――
「乱心者のたわごとだ。なにゆえ後継決定のような重大事を陛下は内閣に諮らなかったのか」
階下の官僚から、もっともな指摘が上がった。星は浮き立った心を引き締めた。賛同者は少数。
この場の半数以上が、星の死を望む。油断は破滅だ。決して弁論で負けるわけにはいかない。星は官人になって以来、いや、人生でかつてないほど慎重に言葉を選んだ。
「この場に集まるような高官がたはご存じではないか? 陛下の猜疑心のお強さを。権威にへつらう佞臣どもは、地位が危うくなることを望まないと、陛下はよくわかっておられたのだ」
星は「佞臣」のところで、敵対者たちを睨んだ。
この一睨で、立場を覆す。こちらが先代の意思を受けた正当な存在であると、思い込ませる。
だが、浴びせられたのは肉を断つような否定。
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