前置き

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2人の人物が、白いクルーザーに乗って海の潮風を感じていた。この男女が主人公。 真央「私の特技は殺人事件の推理だよ。普段は妖精警察がどうしても事件が解決できない時に呼ばれて、導いたり導かなかったりするよ。いわば妖精警察のアドバイザーだね。動機重視で推理するから、世間では『感情の名探偵』と呼ばれているよ」 大和「俺も同じく妖精警察のアドバイザーをしている。事件のトリックを考えることが好きだから、世間からは『論理の名探偵』と呼ばれているぜ」 真央「ま、といっても今日は、別に妖精警察に呼ばれて外出しているわけじゃないけどね」 大和「俺たちの母校、『悠聖大学』。そこで俺たちが在籍していたオカルトサークル『㊙️倶楽部』。今日は久しぶりにサークルのメンバーで集まって、離島でバカンスをする予定だぜ!」 真央「オカルトサークルといっても真面目に研究していたのは、部長と副部長の2人だったけどね」 大和「ぶっちゃけ1番暇そうなサークルだから入ったんだけどな。単にサークルに入って、皆とだべりたかっただけだしな」
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