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「……あれ?」
そうだ。
私は倉庫室にいた。
で、パソコンの画面が黄色に光ってたから……近づいて……。
あ、なんかゲームの世界にいったんだけ?
……いや、あり得ない。
非現実にも程がある。
冷静になってみればいつまでもファンタジーに心を寄せる子供のような思考で物事を考えていた。
「……夢、だよね?」
夢とは思えないくっきりした情景がフラッシュバックする。
「いやいや……疲れてるだけ、きっと……」
そう言い聞かせる。
そうだ。疲れて倉庫室で寝てしまったんだ。
私ってば本当によくやらかすんだから……。
「……帰ろ……」
家に帰ってゆっくり寝よう。
そうすれば疲れもある程度とれるはず!!
私は倉庫室を出て、帰路へ急いだ。
空の色は薄い青。
オレンジ色はすっかり抜けて、本来の夜の色が間近に迫っていた。
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