疑惑

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歩いている途中、夕方の生ぬるい風を感じながら、私はひとり険しい顔つきでスマホを睨んだ。 『ケーララの赤い雨』!! 卑劣な犯罪者であるお前を、許すことはできない。もし奴が私の関係者で、"衝撃の結末"が待ち受けていたとしても。 必ず罪を認めさせるしかない。お前は厳しい裁きを受けるべきだ。 私は未だ正体がわからない"奴"に向けて、心の中でそう誓った。
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