……そっか、当たったんだ。

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……そっか、当たったんだ。

「…………ふふっ」  燦然と星の輝く、ある夜のこと。  夕食と入浴を終え、ベッドにうつ伏せになりながら声を洩らす。我ながら、ちょっと気持ち悪い笑い声を。  でも、仕方ないよね。だって……そんな思考の中、あたしは今日の出来事――そして、昨日目にしたあの光景を思い出す。彼が、見事1等を引き当てたらしいあの光景を。  
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