いつか、絶対に――

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いつか、絶対に――

「ねえ、琉人(りゅうと)。どうだったの?」 「……どうって、何が?」 「あははっ、分かってるくせに」 「……ぐっ」  翌朝、登校時にて。  そう、何とも楽しそうに尋ねるミディアムショートの女の子。彼女は川崎(かわさき)藍李(あいり)。僕と同じ中学二年生でクラスメイト――そして、僕にとっては一番仲の良い友達だったりする。……まあ、彼女がどう思ってくれてるかは別として。  
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