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しばらくの間、講義などの後に、アッシュとリリア皇女の二人は禁書庫でデートをしながら、本を読むのが日課になった。
アークの書物などはルーナの主研究対象であったので、ルーナも禁書庫に入り浸るようになった。
ルーナはあまりに禁書庫に夢中になりすぎたので、王子とリリアが禁書庫の内外で秘密にデートしていることも大して気を止めることが無くなっていた。
そう、ルーナは、自分の好きなことがあるとつい嵌ってしまう、
とんだ「ダメ子さん」なのである。。
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リリアは、短期間に多くの禁書を読み、黒魔術禁忌魔法の「理論」は習得したようだった。
しかしながら、
「真の闇に目覚めた時に、発動が可能になる」
と、本に書いてあるので、何かの前提条件が必要なようであった。
残念ながら、リリアには禁忌魔法はまだ発動は困難なようであった。
ノワールには、
「まだ、闇が足りないんですかね。リリア様。」
と茶化されて、皇女はぷりぷり怒った。
*スター特典の15.5話は開放していただいて大丈夫です。特に本筋には影響ないとるに足らないお話なので、気にしなくても大丈夫です。
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