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アッシュ王子には見せられないし、そもそも説明できない。
いきづまるルーナがもつ本を、
リリア皇女はさっと取り上げて一緒に本を読む。
「まぁ!」
とリリアも赤面する。
ルーナとリリアはお互いに顔を見つめあった。
しばし沈黙の後、
ルーナは、
『アーク研究は国家の一大事』であり、つまり、
『アッシュの一大事』でもあるので、意を決して言った。
「アッシュ様、すこしご相談がございます。。」
ルーナはアッシュに『簡単に』事情を相談し、
アッシュの『尿』をコップに確保することに成功した。
(こ、これで、ダメな時は、数年後にまたくることになるのだろうか、、)
とルーナは思いながら、リリアにも魔力供給の要請をする。ルーナよりも皇女のほうが魔力量が多いような気がしたのだ。また、将来の有事の為にも、リリアの魔力を見ておいた方が良い。
リリアとルーナが魔力を解き放つと、秘密扉が出現した。
(おしっこでよかったんだ。)
と、ルーナは大変安堵し、秘密扉を開けた。
扉は下につながる階段につながっており、4人で下層に進んだ。
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