第17話 ダンジョン的テーマパークで隠密にデートするお話♪

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下層は、遺跡に比べると随分広い広場であった。 中央には、大きな黒い竜が眠っているようだった。 「暗黒竜か、、、」 とルーナはつぶやく。 この世界には竜種は数多くいるといわれるが、  色は漆黒の黒、呪いのダークブレスを用い、ダークフレアなど暗黒魔法を使用する、強力な竜である。おそらくダンジョン最下層の守護者であろう。ルーナも見るのは初めてだった。 この竜が試練なんだろうか。  竜は眠っているようだったが、アッシュ達を侵入者とみなし、目を覚ましたようだった。ルーナはアッシュを守るように即効で防御魔法を展開した。 まず、竜の怒号が、ダンジョンの奥深くまで響き渡る。  リリア皇女は竜の咆哮に対してプレッシャーにさしも反応しないようであったが、一般人であるアッシュは超絶どぎまぎしていた。 「ここは私が対処しますわ。」 とリリアが暗黒竜に近付いて行った。 リリアは、漆黒のローブを翻し、暗黒竜に真正面から優雅に歩いていた。  暗黒竜は、人間がなんのようだといわんばかりに、鋭い爪でリリアに襲い掛かった。
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