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笑みを浮かべていた少女は暗い雰囲気へと変換された。
───私……もしかして人を間違えたかな?
きっと失礼なことをしてしまったのだろう、頭を下げ謝ろうとした瞬間その少女は階段から飛び降り、腕を広げてこちらへと飛んできた。
「うわぁ!?!?」
龍鳳の首元に腕を巻き付け抱きしめた。
「よかった……よかったよ!……目を覚ましてくれて、ありがとう」
「へっ、へっ!?」
「ああ、すまないすまない。嬉しさのあまり抱きしめてしまったようだ。まさか私の名前を覚えているとはな、龍鳳、こっちの……正真正銘の君とは初対面のはずだがよく私が南雲麗華だということを認識できたね」
「それは……頭の中にあなたの特徴が現れていて名前も思い浮かんでいたので、憶測に過ぎなかったけど当てちゃいました」
「なるほど、ここまでドンピシャで当ててくるとはさすがは天才少女!」
すると麗華は龍鳳の手を握って教室を案内した。
教室に入ると龍鳳は目を開いた、なぜならそこには殺意のオーラがダダ漏れの青と白の柄が混じったジャージを着ていて火力高そうな武器を装備している者が沢山いたから。
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