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すると龍鳳は自分の腕やほっぺをぷにぷにしたり自分の体のどこかしらを触れている。
「あれ…………私ってこんなに腕硬かったっけ……それにほっぺもなんかぷにぷに……」
「ぷにぷになのは元からです」
「あぅ」
夜宵が龍鳳のもちもち頬を引っ張りながら伝える。
「そういえばあなたの顔も、まだ見せていませんでしたね」
「な、何?私の顔……なんかおかしいことでもあるの!?」
「まあ怪我でガーゼ貼ったり頭に包帯巻いてるのですが、顔と言うよりはあなたの瞳です」
ベッドの隣に置いてある手鏡を拾って龍鳳の前に向けた。
「ッ!?!?!?!?!?」
自身の姿を4年ぶりに見た龍鳳はカッと開いた瞳を閉じることなく見続けていた。
「な、に……これ……私の目が……瞳がぁぁぁぁ!!!?!?」
右目の瞳が三重丸になっており紫、黄色、緑のように描き左目の瞳は赤色の瞳に青色のバッテンが描かれている。
「ヤク漬けされた時の後遺症ででしょうね。こればかりは治せませんでしたとのこと」
龍鳳はぷるぷると震える手で手鏡を何とか持っているがそれでも開いた瞳と口がふさがらなかった。
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