1人が本棚に入れています
本棚に追加
「はい?」
「成長してない……」
「…………あっ、ふーん」
すると夜宵は包まっている龍鳳の頭だと予想した場所に顔を近づけ堂々と言った。
「女の子の胸の大きさは15で決まるそうですよ」
そう一言言い残し離れた瞬間毛布が吹き飛んだ。
「もおおおおおおおおおおおお!!!!!!」
「こればかりは仕方ありませんお嬢様」
「いいもん!男から変な視線が来なくて逆にいいもん!」
本当はちょっと夢を見ていたのだろうと照れ隠しの赤い頬と表情から察することが出来たのだが、逆に怪しい人間に近寄られないということを考えればメリットはあった。
「ということでお嬢様、時間が迫っていますので着替えて舞桜高校に向かいますよ」
「いや……うえぇぇえ!?!?」
「嫌じゃありません」
「ちょっ、夜宵さぁぁぁん!!!」
口を挟むように龍鳳の服を初め髪を整え制服を着せ靴下を履かせ腰には小太刀を装備させた。
「ちょっ……なんでこんな物騒なものを!?」
「あなたの身を守る武器です、大丈夫。あの学校内であれば安全です」
最初のコメントを投稿しよう!