薬師ヴォルフィの理想と現実・その9

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 リリスの乳首を優しく甘噛みしながら、ヴォルフィはゆっくり腰を使う。リリスは可愛い嬌声を上げながら、再びヴォルフィに抱き着いてきた。ただ挿れて出すだけなんて、もったいない。リリスをじっくり味わいたい。カリで膣の中ほどが擦られるようにヴォルフィが小刻みに動くと、リリスの反応が変わった。 「あっ……んんっ! やっ、そこ……」 「ん……リリス、ここも好きだよね。気持ちいい?」 「きもちいい……きもちいいけど……」 「……けど?」 「あぁっ……もっとおく……ゆびじゃとどかないとこ……あぁん! ヴォルフィ、おねがい……!」 「おねだりされた」  ヴォルフィはくすくす笑いながらリリスにくちづけ、ふーっと息を吐き、ゆっくり奥を突き始める。リリスが頬を紅潮させ、背に廻す腕の力を強めて必死に縋りつく。密着感が強くなり、ヴォルフィは二人の身体が溶け合っているように感じた。 「あっ! あっ! ヴォルフィ、だめ……そこ、だめ……!」 「恥ずかしがってるリリス、可愛いけど、気持ちよくなっちゃいなよ」 「あぁっ! だめ……もう、いっちゃ……やぁん!」  リリスの膣がぴくぴくと蠕動するのを感じ、ヴォルフィはガツガツと彼女の奥を穿つ。サキュバスに優しく搾り上げられて、狼は二度目とは思えないくらい大量に吐精した。
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