サキュバスリリスと精気提供志願者

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サキュバスリリスと精気提供志願者

 リリスは店の奥へと案内され、戸締りをしてくるというヴォルフィを待った。ヴォルフィは戻ってくると、開口一番こう言った。 「リリスさん、つらかったでしょう。僕が精気を提供します」 「そんな……!」 「大丈夫ですよ。ひとまず口にしますか?」  ヴォルフィはトラウザーズをくつろげ、長めの剛直を取り出した。普段のリリスならば、びっくりして怖気づいてしまったかもしれない。だが、彼女は今、通常の精神状態ではなかった。引き寄せられるように近寄り、夢中で肉棒にしゃぶりつく。  しばらくして、うぅと声を上げてヴォルフィが吐精し、リリスはゆっくり嚥下した。ヴォルフィは非常に不本意そうな声でリリスに言う。 「……こんなに早くないんですよ、普段は」  リリスは瞳を潤ませ、物欲しそうに半開きにした口の端から唾液か精液かわからないものをしたたらせている。ヴォルフィは彼女の痴態にどきりとしたが、気を取り直し、笑顔を作って続けた。 「今からリリスさんの中へ、たっぷり注ぎますから」
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