サキュバスリリスの相手は一人

サキュバスリリスとヴォルフィの変化

　狼はリリスの下半身へ移動すると、彼女の秘められた場所を舐める。ざらりとした舌はとても気持ちがよく、リリスは思わず声を上げた。

「あぁっ……！」

　甘い声を聞き、狼は一度リリスの顔を見た。彼女の潤んだ瞳を一瞥すると、狼は再びリリスの女陰を舐め始めた。時にふれるかふれないかわからないくらいそっと優しく、時に潤いを一滴も逃さないよう執拗に。緩急をつけた狼の舌の動きに、リリスは翻弄される。

「あっ……あぁっ！　おねがい……！」

　狼から秘所を優しく舐められるというありえない状況に、リリスは完全に興奮していた。しばらく狼が舐め続けると、彼女は簡単に達し、ぷしゃっと潮を噴いた。シーツに彼女の蜜が染み込んでいく。
　はあはあと乱れたリリスの息が少し整った時、狼は前脚で優しくリリスの腕を上に払った。何をしたいのかよくわからない。狼はもう一度今度はリリスの胴のあたりを押すように払う。狼の勃起した性器が見えた。不意に先程のヴォルフィの言葉が思い出される。

『獣のように交わればいいのかな？』

　もしかして獣の体位(後背位)を試みようとしているのでは？　リリスは狼が自分を転がそうとしたのではないかと考え、ゆっくり自ら四つん這いになった。狼が入りやすいように少し脚を広げ、尻を上げる。