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「ねえ、昨日みたいにアタシを乱暴に罵倒して。それで、優しく激しくめちゃくちゃにして!」
ソウちゃん、何だか驚いた顔しちゃって、可愛かった!
「したいわよネ、五回目」
思わず、はしたない言葉が漏れちゃった……。まったく、ソウちゃんは罪深い人!
「あっ、ごめん、今日はほら、これから会社に行かなくちゃ……」
「それもそうネ。じゃあ仕事が終わったら、また来るわネ」
「いや、ごめん、今夜用事があって……」
「用事ってなーに?」
「いやー、実は今夜、両親が来る予定で」
そう、これは昨日ソウちゃんが約束してくれた結婚話をする最高のチャンスだった。
「じゃあ、ご挨拶しなくちゃ!」
「……?」
「……なんで挨拶?」
「だって、アタシ達、結婚するんでしょ?」
「いや、それは、どうかな……」
「昨日と話が違うじゃない!」
いくらソウちゃんでも、あれは酷かった! 乙女心をもて遊んで、何て罪な人!
「そのうち、考えようか……」
「そのうちって、どのうちヨ?」
「えっと、じゃあ、その、一年以内、とか……?」
「えー! 昨日と違うじゃない! でも、アタシ、待つわ!」
アタシがそう言うと、ソウちゃんは服を着て、出社準備をした。アタシも準備をして一緒に通勤した。
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