本音

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本音

 本音とは何だろうか。  本音で話すの本音とは、一体何者であろうか。本音が言えないとはなんだろうか。本音で話す機会を設けようって本音ってそんな簡単に引き出せるものだろうか。  私は本音を表面上ではなく自分自身が考えていること感じていることだとするならば、本音とは具体的なものの集合体だと思う。今私はお腹空いた、この表現で伝わるだろうか、キーボードがなくて画面で打ち込んでるからやりにくいなー、親きたら面倒だな、勉強やりたくないなどいろいろ考えている。これら全て本音だと言えるだろう。事実実際に自分がそう感じているのだから。  しかし私たちはこれを本音とは指していないように思う。本音を話す時、「実は前々から思ってたんだけど……。」と言いにくそうに切り出す。普段言いにくいけど思っていたことを言うこれこそを我々は本音を話すと認識している。  そして、自分の思っていることをアウトプットするのには、反対意見や批判批評がついてくるかもしれない、関係が崩れるかもしれないと言うリスクが伴う、そして言いにくいことは、よりそのリスクが上がるのである。なぜならもし自分が言われたら不快に感じることや、言われなくないようなことを言う時に言いにくいと感じるからである。  つまり、「本音」は「言いにくいこと」を指し、「本音を話す」は「言いにくいことを相手に言う勇気」を指すのである。  本音を話すとは何か、自分の思っていることを発信するとは何か、このsnsが日常の一部である現代だからこそ今一度考えてみてほしい。
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