どんだけ~

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どんだけ~

「あれっ?もしかしてじんちゃんも〈おすわりやす〉したいん?」 と聞くと「あい」とお返事。 「うん。分かったし、ちょっと待ってや?」 と聞くと嬉しそうに「あーい」とお返事。そして私はようちゃんに声を掛ける。 「ようちゃん、じんちゃんも一緒に〈おすわりやす〉したいんやって…いいかな?」 するとようちゃんは体ごと振り返って嬉しそうに頷く。 「よっしゃ!そしたらようちゃん、ちょっと座ってるとこ後ろにするしな?」 またようちゃんの両脇の下に手を入れて少し浮かして後ろの太ももに動かす。 「じんちゃん、そしたらおひざにおっちんしてな」 「あい!あい!」 と返事して、よっぽど嬉しかったのか全体重を掛けて勢いよく座る…軽い体重のはずやのにひざの骨が外れそうになる。 「じんちゃん、もっと優しくおっちんしてな?どーんっておっちんしたら、まきちゃんのおひざとれそうやったで?」 そう言いながら(大袈裟に)痛そうな顔をしてじんちゃんに言うと、困った顔をしてぺこっと頭を下げた。 「うん!大丈夫!痛い痛いの飛んでけ~しとくし大丈夫!…そしたら、いくで~…痛い痛いの…遠くの遠くのお空へ飛んでけ~…オリャ~ッ…ポーーーイ!!」 ぱーっと明るい表情になったじんちゃん。私のひざをなでなでして「ぽーい」としてくれた。 「ありがとう!じんちゃん!そしたらようちゃんも待ってはるし、〈おすわりやす〉するなっ…いくで~………せーのっ♪お座りや~すイスどっせ…」と歌いながらひざに少し力をいれて上下に動かすと、ようちゃんとじんちゃんがひざの上で上下にゆれる。 「♪…あんまり乗ったら落ちまっせ…落ちまっせ…落ちまっせ…」まだひざの上で上下にゆれているようちゃんとじんちゃん。 「♪落ちまっせ…落ちまっせ…どすんっ!」どすんと共に足を軽く開いてようちゃんのお尻とじんちゃんのお尻もどすんどすん!すぐにくるっと振り向きニッコリようちゃん。それから伸びきらない親指を立て、残りの指は軽く握り、それを私に見せてまたニッコリ笑うようちゃん。 「ようちゃんあと1回やな?」 と聞くと、また嬉しそうな顔でうんうんうんうん頷く。じんちゃんを見ると伸びきらない人差し指を立てて、残りの指は軽く握り腕を右左に振っている。 「じんちゃんのそれって、あと1回やんな?」 と聞くと「あい!」嬉しそうな返事!じんちゃんのあと1回は…♪どんだけ~(by IKKOさん)にしか見えへんかったり! 「わかった!そしたらようちゃんにじんちゃん、1回(いっぺん)立ってや?用意するしな😊」 そう声を掛けると、いそいそ立ち上がるようちゃんとじんちゃん。私は足を再び伸ばし、ようちゃんの両脇の下に手を入れて持ち上げ、太ももの上に載せて同じ方を向くように座らせる。そしてじんちゃんの手を握ってひざに座るようにゆっくり促すと、優しくそーっと座ってくれた。そして視線を感じて横を向くと、まなちゃんが立っていた。
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