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17: 1です。2024/08/15 20:06:03 昨日は寝ちゃって戻れなかった。すまん。 夕飯の席で、家族と今日はどこ行ってたんだって話になるよな。だから公園のこととか、S君のこととか話した。公園は前書いた通りで知らないって言ってた。山の中に作業場がいくつかあるから見間違えんじゃないかってさ。 S君については、集落に同じ年代の子はいるけど特定はできなかった。だれさんちの倅じゃないかとか、僕と同じように親戚の家に帰省してる子なんじゃないかとか、最初はそんな憶測だった。 そのうちばあちゃんが、地元の山のナントカって神様なのではと言い出した。ばあちゃんは信心深いタイプで、S君の身元が特定できないことと、不思議な言動からそう考えたらしい。家に送ってまでしてくれるのはいい神様に違いないから、そのままいい関係を続けなさいって言われた。 他の家族は流石に神様だとかは思ってなかったけど、まあ害ではなさそうだから、せっかくなら仲良くしなって言われた。 18: 名無しさん 2024/08/15 20:08:18 集落で知られてない住民か〜 田舎はそういうの敏感やんな。 19: 名無しさん 2024/08/15 20:22:55 「ナントカ」が重要じゃね? 20: 名無しさん 2024/08/15 20:31:45 不思議なところって例えばどんな? 21: 1です。 2024/08/15 20:54:41 >>19 身バレしたら困るから書かないでおくよ。よく聞く名前だけど、詳しい奴は特定するかも知れないからな。普通にいい神様らしい。 >>20 S君はいろいろと不思議な感じだけど、山を出たがらないってところがばあちゃん的には一番神様っぽかったみたい。「留守番」してるから、遠くに行っちゃいけないんだと。留守番なら山に出歩いてないで家居れよってな。 僕は、学校に行ってないのは案外本当で、不登校で集落に居づらくて避けてるのかもしれない、と考えた。だから深くは突っ込まなかった。ちなみに僕を家に送るのはいいんだって。 22: 1です。2024/08/15 21:08:05 その翌日から、ばあちゃんがお菓子とかジュースとか余計に持たせてくれるようになった。S君にあげたら喜んでた。 それを見ながら馬鹿素直に聞いたんだよね、「S君て神様とかなの?」って。 そうしたら当然「なんで?」って返ってきたから、ばあちゃんがね〜って答えてさ。 「ふーん?じゃあ、お供物とかするといいですよ」って塩せんべい食いながら言ってた。こいつ神様じゃねーなって思った。正直ちょっと安心した。僕からしたらよく知らない神様なんて不気味だし、ご利益より祟りの方があり得そうだと思ったからだ。 S君とはそれから2、3日、公園や裏山の周辺で遊んだ。S君はオモロいタイプじゃないんだけど、一緒にいて妙に居心地が良かった。年上だけど偉そうじゃないし、性格は明るくも暗くもないから疲れないし、一緒に遊んでてもほどほどに僕に譲ってくれてた。 23: 1です。2024/08/15 21:29:41 余談だけど「神様だったら自由研究にしてやろうと思ったのに」って言ったら、本物のナントカ神様の祠に案内された。「ここの社は君のお祖父さんとお祖母さんがお世話してますから、神様といい関係を築けていますね」って言うんだよ。実際じいちゃんばあちゃんが月一で掃除とお供えしてるってわかった。ちょうど良かったから、その年の自由研究はナントカ神様の研究にした。 24: 名無しさん 2024/08/15 21:36:18 わかるで。たまにいるな、そういう常温ニキネキ。対人関係に疲れたときにいいんやわ。 25: 名無しさん 2024/08/15 22:06:03 夏休み満喫してるな! 26: 名無しさん 2024/08/16 03:10:55 普通に興味深い研究テーマで草 神様の名前はやっぱ気になるわ。S君神様説濃厚かもしれんぞ。ちなみにS君のSはヒント?
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