彼女の怪異談は不思議な野花を咲かせるについて語る①

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彼女の怪異談は不思議な野花を咲かせるについて語る①

 この作品は僕が初めてきちんと書き上げた長編処女作です。  タイトルの彼女の怪異談は不思議な野花を咲かせるついてのネーミングセンスもひらがなで「のはなをかせる」から野花をとってます。  最初、この作品は今でいう短編集の怪談を語る作品としてはなく、八木家の可笑しな家に主人公が迷い込むホラー風味の作品でした。内容は夢ヶ島に近いですかね。とまぁ、後から設定練り直すときに女子高生が怪異談を語るという設定をつけてみました。んでメイン登場人物も八木楓、梅田虫男、永木桜の3人だけでした。キャラクター設定も濃くしていろいろと記憶に残る感じにしたのです。  まず、主人公八木楓の白粉肌を身につけて普段着が和服なのは、読者に強いイメージを残すためです。怪異談を語る設定でメイン登場人物もほとんどチョイ役しか出てこないし、脇役しか残らない作話がほとんどなので僕としては主人公はせめて記憶に残るような描写イメージを与えて起きたかったという感じですね。  全180話を書き上げるのもしんどくて大変でした。
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