ナカヤマ ジュン編

2/3
前へ
/24ページ
次へ
ダイキを迎えに行った その前の夜、会ったが次の日まるで別人のようになっていた 『事情はアキから聞いてるよ、大変だったね』 「そんなことないです。」 昨日まであった目の輝きはもうない 自分よりでかい怪物を殺した。 たったの5歳でだ… 『確認だけど…戦士になれる??』 「なります絶対に」 『なんでなりたいと思った』 「母さんがまだ帰ってきてない…母さんは怪物に囚われてるはず…」 まだダイキは現実を受け止められていなかった 「母さんを助けるんだ!!」 この状況でもまだお母さんは"怪物"に囚われてると思ってる。 俺もダイキのことは何も分からない 『お前…』 この子があの人の子供なら。 理由はなんだっていいか 『やる気あるな!!明日から訓練開始するぞ!!』 「はい!!」 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 俺は戦士の中でも特別強いわけじゃない それでも大佐だ 大将と仲がいいからなったのか?? 「ジュン」 『大将!!』 「お前は周りが良く見えてる!!」 『急になんですか』 「それを活かせ!!ジュンの視野の広さが戦士たちには必要なんだよ!!」 俺は戦士の中でも特別強いわけじゃない だけど、戦士の中では1番みんなを見てる!! 『おいダイキ!!もっと腰を落として!!』 「うっす!!」 俺の指導者は大将だった 戦い方も構え方も全部あの人から教わった それをダイキに全部伝えたら あの時のような軍ができるのかもしれない 「ナカヤマさん!!」 『どうした』 「あの…銃の構え方なんですけど」 誰よりも正義がある ダイキならこの世を変えることができるんじゃ 「よぉジュンやってるか〜!!」 『アキ!!』 「キリシマさん!!おつかれっす」 「ダイキもおつかれさん」 『どうした??』 「お前の隊だけど…」 『っ…』 「新たな隊を」 『俺は一旦休ませてもらう』 「なんでだよ!!ただでさえ人手が足りないんだよ」 『俺の隊は終わったんだ!!』 「大将がお前に残した言葉忘れたのかよ!!」 大将が俺に残した言葉… "ジュン…この軍を頼んだぞ" 『あの人は生きてる。』 「誰も死んでるなんて思ってるない!!」 『思ってんだろ!!あの人危なかっかしいから』 「だとしたら尚更だよ。戦士の仕事は怪物を倒すだけじゃない!!」 俺は休みたいんだよ もう俺の前で人が死んでいくのをみたくない 「ナカヤマさん!!俺はお構いなく」 『は??』 「いつかは覚えてないんですけど、誰かが言ってたんです!!視野が広い人は最強の仲間だって」 俺は黙ってしまった 「俺も!!その通りだと思います!!ナカヤマさんっていっつも俺に的確なアドバイスくれるじゃないですか!!だから視野が広いと思って」 ダイキ…。 お前だって視野が広いじゃないか 「それに!!人と人が出会うってことは別れも同時に始まるってことです」 『そうだよな。サンキュー ダイキ』 俺はまた最前線に出ることにした
/24ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加