ナカヤマ ジュン編

3/3
前へ
/24ページ
次へ
ダイキが家に来てから10年が経ったある日 戦士の仕事が終わり家に帰ると 『ダイキー?いるか?』 ダイキは俺の家を出た 「10年間お世話になりました。俺はそろそろ前に進みます!!訓練生に志願します!! 一足先にここを出ます。絶対戦士になるので待っててください!! もっと強くなったらまた戦ってください!! 本当にありがとうございました」 そう手紙で残していった 『親子似た者どうしだな笑』 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ それから少し経ったある日 訓練生の教官をしてるミシェルに会った 『本部にいるなんて珍しい教官殿』 「今日は休みの日なの!!」 『どうよ99期生』 「うん。私たちの代とはまた違った強さがある」 『気になる生徒は』 「4人いる」 『4人も!?』 ここにダイキが入っていれば… 「仕方ないからあんたにも共有してあげる」 『そりゃあどうも』 「あんたと同じように冷静な判断ができる"サクライ リュウセイ"」 冷静な判断か… じゃあ視野が広いってことか アキの隊にいけば強い隊ができる!! 「まだ強いとは言いきれないけど伸び代は誰よりもある"カミジ トモヒロ"」 ミシェルが伸び代あるって言うんだ絶対強くなる!! 武力が必要なのは俺の隊かな 「男子に負けないくらい強くて銃も剣もなんでも自分が思ったように動かせる"サヴィル ハート"」 ハイスペックな女の子か… ミシェルと似てるな なんでもできるならどこの隊でも良さそう あと一人… 頼むダイキ入ってこい!! 「強さは怪物級こちらもサヴィル ハートと同様なんでもできるそして…私が99期生の中で1番戦士にはなっていけないと思う人」 『!!』 「"シゲムラ ダイキ"」 『なんで戦士にはなっていけないと思った』 「…。理由は1つに決まってるでしょ」 ミシェルは気づいたんだろう 『自分と同じようにはなって欲しくないって?』 「違う!!でもすぐ分かったシゲムラがあの事件の子供だって」 『じゃあ尚更ダイキを戦士にするべきだろ!!』 「やっぱりあなたの弟子だったのね」 『別にいいだろ!!』 「シゲムラ ダイキってシゲムラ ダイチ大将の息子でしょ」 『これが本当の理由か?』 「ええ、大将の道をあの子が辿ることは無い」 『大将はダイキを俺に預けた分かるかどういう意味か』 「分からない」 『自分じゃ無理だと思ったんだよ!!』 「あの人はそんな人じゃない」 『お前に大将の何がわかるんだよ』 「あんただけが大将の近くにいたと思わないでよね!!」 『え??』 「大将の苦しんだ顔…家族写真をみて苦しそうだった。シゲムラはまだ15歳よ!!この世界を守るのは大人の仕事!!もう苦しまなくていいのシゲムラ家は!!」 『でもな、知らないだろ。ダイキは戦士になる気がある。そして誰よりも戦士に向いている』 「っ!!卒業の時私を倒したら戦士にする。それでいい??」 『難しい課題だな』 「大将のようになってほしくない。だってシゲムラは普通の男の子だから」 色んな人の想いが交差していく そこであいつは強くなっていかなくちゃいけない
/24ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加