キリシマ アキ編

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「その時って思ったらその遺書読みな」 『でも…俺は弱いから。戦士やめようと思います』 「キリシマ。今回の戦いを絶対に忘れるな」 『え??』 「このままお前が辞めれば大佐の死は無駄になる!!俺たちは死んだ仲間の分まで生きてその仇を討つしかないんだ」 『少なかれ大佐は俺のせいで!!』 「じゃあキリシマお前は弱いよ。すっごく弱い」 『 っわかってますよ!!』 「お前に力がなかったから助けることができなかった!!お前のせいで負けた」 『強くなりたい!!俺は』 「強くなりたいなら何かを犠牲にしろ」 『えっ??』 「キリヤシマが犠牲にしなきゃいけないのは大佐の死だ」 『大佐の死…』 「あいつのことは忘れるんだよ」 俺は大佐の遺書を開いた 「キリシマへ 遺書にしようと思ったんだがお前に言わなきゃいけないことがある!! 俺は大佐の仕事を全うして死んだと思ってる 誰が悪いとか誰が弱いとかじゃない これは俺の弱さだ… 俺が死んだのは俺が弱いからだ!! お前の責任じゃないことはわかってくれよな キリシマには俺の夢を託す!! 俺の夢は"戦士が無くなること"だ!! お前の代で怪物を倒してくれ」 大佐の夢。 俺はこの夢だけは捨ててはいけないと思った 『シゲムラさん…ありがとうございます!!』 「全然!!強くなれよキリシマ」 『はい!!』 俺はこの夢を果たすために怪物を殺す!! そう誓ってからだいぶ経った今 俺は大佐をしている。
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