キタムラ ヒロタカ編

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生き残った俺の隊は俺しかいなかった。 『クソ…。でもここで止まる訳には』 「キタムラ生きてたか!!」 『シゲムラ大将!!』 「お前の隊は」 『全滅です。』 「じゃあミシェル隊に加勢頼む!!あっちやばそうだからな」 『はい!!』 「思ってたより傷ついてないな」 『終わってから存分に傷つきますよ。今じゃないと思ってるだけです』 「成長したな」 『はい!もうあのころの俺じゃ無いっすから』 立ち止まる暇なんてこの戦場にはない それに、あの時の俺じゃないと伝えたい 戦力になれなかった俺じゃない。 俺の作戦のせいで命を落とした者はいる でも、最後まで俺を信じて走ってくれた 俺が頑張らなくて誰が頑張るんだよ!! 『ミシェル!!加勢に来たぞ!!』 「サンキュー!!しっかり前見れてるね」 『おう!!』 ミシェルの隊に加勢したものの 全然怪物が少なくならなかった 「倒しても倒しても虫のように湧いてくるわね」 『どういうことだよ…怪物ってこんなに沢山いるのかよ』 ミシェルは今までやった事のないよな動きを見せ1匹まで倒した 「あと1人!!」 『う、嘘だろ…』 俺はこの時気づいたミシェルは最強だと 目の前の怪物の心臓辺りから人が出てきた 『おい!!そこは危ないぞ早くこっちに…』 「キタムラ下がってて…」 『は?』 「あれは私のお姉ちゃん。」 この時なぜか鳥肌が立った 妹「お姉ちゃん何してるのそこで」 姉「マザリア久しぶりね。元気してた?」 妹「質問に答えて」 噂で聞いた事があった ミシェルの姉は失踪していると… その失踪してる姉が目の前に 姉「あなたの賢い脳を使えばすぐわかるでしょ」 妹「質問を変える。なぜ怪物の中から出てきた裏切り者」 怪物の中から!? ミシェルは何を… さっきまで目の前にいた怪物は気づいたらいなくなっていた 姉「私は怪物なの」 妹「…。そんなわけない」 姉「怪物よ」 妹「怪物は人間じゃないもの!!」 姉「本当のことを教えてあげる」 「キタムラ撤退命令だ!!」 『でもあそこにミシェルが…』 「ミシェルは大丈夫だ!!さっさと行くぞ」 『ちょっ』 俺は他の戦士に摘まれ2人の会話を最後まで聞けなかった そしてミシェルが戻ってきた時 ミシェルは大将に推薦されていたがそれを断り前線から姿を消した。 あの後お姉さんとなんの話をしていたかは分からない でもそれがきっとミシェルを変えてしまったんだ
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