《第》《壱ノ爪〜《屍喰らい》

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それが彼がこれまで歩んで来た人生である。そうして懐かしむ様な目で…あの日の事を 思い出していた青年に…老人は語り掛ける。??「敬斗さま?どうなされたのですか?」 敬斗「いんや?ちょっと…《昔》の事を…思い出しててね?」??「昔の事?」 敬斗「うんっ(笑)!!?《爺》と出会った日の事さ?ねぇ?爺?初めてだったんだ…」 敬斗「ボクの事を…怖がらない人間に出逢ったのは…あれが…爺が居たから今のボクがある」 敬斗「だけどね?今でも時々不安に感じるよ。また力が暴走して…人々を怖がらせて」 敬斗「しまうのではないか?とね…?」爺「またその様な事を仰っしゃられるのですか?」 爺「良いですかっ!!?貴方にどんな力があろうと関係ございませんっ!!?誰が貴方を軽蔑」
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