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初めての春
「バキッ…ドカッ…」
「こうなったのも全部お前がわりぃんだよ、ドカッ…」
部屋に響く不響和音。
俺は一条想貴、入学したての男子高校生だ。
母は父に虐待され9歳の時死んだ、父は刑務所に入ったが、数年で出てきて施設に入っていた俺を無理やり家に連れてきた。父は何かあると俺を殴ってくる。父が働かないせいで貧乏だし、俺にはもう1つ問題があった。
この世界には第二の性というものがあって、エリート確定のα半分以上を占めるβそして、元の姓別に関係なく妊娠することが可能なΩの3つに分けられている。
俺は父に無理やりαの中高一貫校に入れられた。中学のことは何ともなかったが、高校の入学式の次の日の朝、どうしてか体がだるかった。
全身が燃えるように熱く、頭が回らない。しかし、父に逆らうと殴られ怒られる。
俺は、ふらふらしながら学校に行った。
幸い、早く来たお陰で学校にはまだ誰も来ていなかった。
俺は保健室に向かった。
保健室の先生は俺の母の知り合いで、よく助けてくれる。
「はぁはぁはぁ」
「せんせぇ、ベッド貸してくれ…」
俺は、精一杯の出せる声で言った。
「お、おう」
俺はベッドに倒れた。
ふらふらするが、無性に性欲が湧いてきた。
先生が心配そうに声をかけてきた。
「お前、ほんとにαか?」
「Ωのヒートみたいだなw」
ヒート…そうか、俺も発情期が来たんだ…
そう、俺のもう1つも問題は俺がΩなのにαしかいない一貫校に通っていることだ。なんでかって?俺がΩと分かった時には既に親父が入学手続き済ませてたんだよ、
「はぁはぁっ」
ヤバい、ヤリたい。
「なぁ、ここでヤッていいか?」
もう、どうなってもいいからこの苦しみから解放されたかった。
「wいいぜ、生徒が来だすから30分で済ませろよ」
「ほらよ、おもちゃ貸してやるぜw」
そういって先生が渡してきたのは、電動のオナホと、ゴム・太い棒みたいなものだった。
俺はカーテンを閉めて、オナホの電源を入れた。正直、なんで先生が学校にこんなもん置いてるのか分かんなかったが、それよりも欲望が勝った。
「はぁはぁ…っああああああ…」
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