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勉強は、嫌いじゃなかったんだよね。
国語は意外と出来たし。
めっちゃ疲れてる時でも、WEB小説は読みやすい。
1ページの文字数が少ないのを選んだりすればいい。
そのうち読みやすい作者が、見つかる。
BLとか、ホラーなんかがストレス解消には苦も無く読めるジャンルだと、このサイトで初めて知った。
アマチュアといえども、この人凄いって思う人も結構いたりして。ほんの一握りでもプロとしてデビューしていく姿を応援できるのも、推し活的で密かな楽しみだ。
マイスタで、推しの作家さんに毎日スターを贈る。
それがお金のかからない娯楽になるのは、読み専の私にとっては合理的な結果だろう。
そんな日々の中で、ある時から気になる作家の卵さんが目に止まった。いつ頃からか、面白いと思った作品がこの人に集中していた。
リョリョ
というペンネームのその人は、ホラー小説を書く人だった。
デイリーランキングで、特に上位となる作品ではないし、フォロワーが多くもない。そんなところも、自分だけが解る才能だとちょっと嬉しくなるんだよね。
まめにコメントしない。どこか大人のワイルドさが漂う文章、なんかイケてるクールなイメージの。
勝手にどんどん作家さんに対する妄想が構築されていって、偶像が出来上がる。そういうのも、密かな楽しみになった。
そんなある日ペコメから辿って、丁寧なメッセージが届いた。
「いつも応援ありがとうございます」
素っ気ないメッセージ。
この人から、メッセージをもらえるなんて!
ドキッとしちゃったんだよね。
それから、何気なくプロフィールの貼り付けてある他のSNSのサイトもフォローしてみようとなって深みにはまっていった。
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