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「待て!って、あいつ逃げ足はや過ぎねえか」
「…ふはっ、月が言ってた通りの本当に面白い奴じゃないか!」
月讀は愉快愉快と言わんばかりの表情で笑っている。俺としたらいい迷惑でしかないのだが。
「は?と言うより月讀、お前遊んでたろ。」
「こんな面白い事、この私が放っておく訳無いだろう?私はいつも面白い方の味方だ。」
月讀は何やかんや幼少期からの付き合いだが、この手の反応を示しているという事は、月讀が光にかなり興味を持っている。風紀に入れたいような発言も粗方嘘では無さそうだ…
俺はため息をひとつつき、光の向かった先を眺める。
「まあ、そんな事だと思ったよ。てか、…また生徒会に小言言われるじゃねーか。」
「そうだな。」
?やけに月讀が面白がってるな。これまた何か一悶着ありそうだ。本当にこれ以上仕事を増やさないでくれ…
「まあよいではないか。頑張りたまえよ夜」
「…って、また追いかけるの俺かよ」
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