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「ど……したの千賀子ちゃん?」
「いや、その話なんだけど……実はウチの従兄弟も同じ体験してるんだよね。まださ子供だったから、作り話だと思ってたんだけど、今の聞いてマジ鳥肌立ったわ」
「「「えぇえええええええええ!?」」」
「ちょっ、そんな冗談やめて」
「立ち悪いわ、なあ真紀ちゃん」
「嘘……だよね?」
「嘘ちゃうがな、うちの腕見て」
それを聞き、彼女の腕を見た私達は同じ様に一斉に鳥肌が立ちました。
まさか全く同じ体験をしている人が居るとは思いませんでした。私達は余りにも怖くなったので、その日は電気を全開で就寝することになりました。
私は次の日電車の中で一人、『間違えた』なんて止めてください。もし私が死ぬときは正確な寿命の時にお願いしますと祈りながら帰りました。
皆さんももし、急に胸が苦しくなったら、是非死神様に尋ねてください。
『死神様、人を間違えていませんか』と。
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