押し入れ

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次の日、気がつくと押し入れの戸がまた開いていた。 さっきまでは確かにしまっていたのに。 ――建付けでも悪いのか? 俺は戸を閉めた。 やはり気にはなったが、かといってどうこうするわけでもなく、そのままになった。 その翌日、また押し入れの戸が開いていた。 もちろん少し前は確かに閉まっていた。 ――どういうことだ、いったい? さすがに今まで以上に気にはなった。 だが気になったからと言って、なにもするべきことは思いつかなかった。
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