押し入れ

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と言うわけで今まで通り。 結局何もしなかった。 さらに翌日、また押し入れの戸が開いていたのだ。 ――もう、いい加減にしてほしいぜ。 乱暴に少ししか開いていない戸を閉める。 そのまま押し入れを見ていた。 何の変化もない。 ソファーに座ってテレビを見る。 芸人数人が笑いながら何かを言っていたが、頭に何も入ってこなかった。 芸人がしゃべる。
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