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「そうだ、真島くんご飯は食べた?」 「いえ、さっきまで会社にいたのでまだです」 「じゃあ、ウチに来る?簡単なのしか作れないけど夜ご飯作るから」 「はい、お腹ぺこぺこなんで嬉しいです!」 さっきまで しゅんとしていたのに 嬉しさからか ぱぁぁっと 顔いっぱいに笑みが溢れた真島くん。 そのあまりの可愛さに思わず 真島くんのことをギュッと抱きしめたくなった。 か、可愛すぎる…… これが 年下男子の 可愛さなんだろうか…… 「行きましょう」 「ね、ねぇ、メガネ返して?」 いまだに メガネを 取られたままで 世界がぼやけていて このまま家に歩いて帰るのは無理だと思う。 .
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