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「え〜、暑いですし」 「か、風邪ひくから!!」 「……もしかして、さくらさん恥ずかしいんですか?」 そう 言いながら 台所へとやってきた真島くんは 私の身体を後ろから包み込むように抱きしめた。 「ち、ちが」 「……何度も見てるのに?」 「っ」 耳元で 甘く囁かれ かぁぁぁっと みるみるうちに赤くなる私の顔。 「ひゃっ、冷たい!」 お風呂上がりの 真島くんはいつも以上に色っぽくて そんな 彼に見惚れていると 髪の毛から雫が滴り私の頬へと水滴が触れた。 .
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