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「ほら、髪もちゃんとちゃんと乾かさないと風邪ひくよ?」 「じゃあ、さくらさんがしてください」 「え?」 「俺の髪、さくらさんが乾かしてください。」 ニコッと 満面の 笑みを浮かべながら そう可愛くお願いする真島くんには なぜか普段は見えない耳と 尻尾が見えるような気がするのは私の気のせい? 「……わ、わかったから、ちょっと待ってて」 「はい、待ってます」 可愛く お願いされて 私が断れるわけもなく ドライヤーを取りに行き戻ってくれば 瞳を 輝かせながら まだかまだかと 私のことを座って待つ真島くんの姿があった。 やっぱり 子犬みたいで可愛い…… .
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