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「ほら、早くキスしてください。でないと遅刻しちゃいますよ?」 「〜っ」 真島くんは朝 必ずと言っていいほどに いつもに増して 私に甘えてきてそんな彼に滅法弱い私。 キスをするまで起きそうにない 彼の頬にギュッと目を瞑り軽くそっと触れるだけのキスをした。 「ほ、ほら、起き」 「……おはようございます、さくらさん」 「!!」 約束通り 起きてくれて ホッとした私の腕を グッと引き私の唇にキスをした真島くん。 「ねぇ、さくらさん。次のおはようのキスは唇にお願いしますね?」 口元を 手で押さえたまま 呆然とする私に 笑顔でそう言い寝室を後にした真島くん。 ……も、 本当、朝から勘弁して…… .
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