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「相談?」 「え、あ、な、なんでもないの。上村先輩、行きましょう。真島くんも、助けてくれてありがとうね」 メガネをつけて 私はその場から 逃げるようにその場を後にした。 「……なんの相談ですか?」 「ん?恋」 「は?」 「嘘よ。アンタの相談に決まってるでしょ。自分に自信がないみたいで、そんな自分を変えたいんですって」 「……」 「じゃあ、私も仕事に戻るわ」 「……はぁ。まだ、そんなこと言ってるのか。本当、困った彼女さまだな……」 .
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