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「え、ま、真島くん!?」 「お疲れ様です」 職員用玄関を出るなり 壁に寄りかかるようにして立っていた真島くん。 「ど、どうしたの?」 「待ってたんです」 「……え、わ、私を?ごめんね、色々仕事してたら遅くなっちゃって。」 「自分の仕事ではなく人の仕事ばかり、ですよね」 ジーッと 痛いくらいに 突き刺さる鋭い目でそう言われ 思わず図星なだけに 居た堪れずに逃れるように真島くんから視線を逸らした。 .
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