4

10/12
前へ
/97ページ
次へ
「き、緊張した……」 会社から 少し離れたところにある 公園のベンチに座り バレなかったことにホッと一息安堵のため息をついた。 「クスッ、よく頑張りましたね」 そんな 私を見て 小さく笑みをこぼしながら 真島くんは私の頭を優しく撫でてくれた。 私、好きだな…… こうやって 真島くんに頭を撫でられるの…… 「あれくらいは言っていいですよね?」 「え?」 「俺に彼女がいるってことです。何度言っても冗談としかとられなくて、困っていたんです。」 「……合コン、よく誘われるんだね」 .
/97ページ

最初のコメントを投稿しよう!

95人が本棚に入れています
本棚に追加