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「ね、ねぇ、真島くん」 「……」 「どこに行ってるの?」 あれから ひとことも 話さない真島くんは なんとなくだけど部署とは 違う方向に歩みを進めているような気がする。 「真島く、きゃっ!」 どこかの 部屋に入るなり 私の身体を 壁へと押し付けた真島くん。 「ど、どうしたの?」 「……どうした、は俺のセリフです。なんですか、その格好は」 「え?あの、今朝、上村先輩にお願いして、してもらったの」 「……」 .
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