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「な、んで?」 「……俺、こう見えて結構我慢してるんです。そんな中でキスなんてしたら、多分我慢できそうにないんで」 「……」 ……そっか。 してくれないんだ、キス…… わかりやすく 落ち込む私を見て ガジガジと乱雑に髪に触れた 真島くんは私のおでこに優しくそっとキスを落とした。 「さ、帰りますよ」 「え、あ、うん」 「今はそれで我慢してください。その代わり、家に着いたら覚悟してくださいね」 「か、くご?」 「俺に一晩中愛される覚悟ですよ。散々、俺のこと煽った責任、とってくださいね?」 「っ」 .
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