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咄嗟に 口から出た言葉。 朝から 何言ってるの私…… ……あぁ。 穴が あったら入りたいし 顔から 火が出るくらいに 恥ずかしくてたまらない…… 「俺も」 「え?ひゃあっ!!」 「……めちゃくちゃ、気持ちよかったですよ、さくらさん。だから、さっきの言葉は忘れてあげません。」 「……い、意地悪っ」 今でも いっぱいいっぱいなのに そんな私にさらに 追い打ちをかけるかのように 私の耳元でそう囁きながら 私の耳たぶをカプっと甘噛みする真島くん。 「や、やめ」 耳が弱い 私はそれだけで 身体の力が一気に抜け 後ろにいた真島くんが支えてくれた。 .
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