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「後悔してます?」 「……私はね、なんて言われてもいいの。ただ、私が彼女ってことで、真島くんに迷惑かけたくなくて」 喪女の私が彼女で 真島くんの評判を下げたくない…… 私は周りから なんと言われても平気。 でも 私のせいで 真島くんが悪口を言われたり 陰口を叩かれたりするのは耐えられない…… 「本当、さくらさんってバカですよね」 言葉は ひどいのに 私の手に触れ 繋いだ手は優しくてあたたかくて 自信の 無さから俯いていた顔を ゆっくりとあげれば真っ直ぐと 私のことを見つめる真島くんと視線が絡んだ。 .
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