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俺の目線に気づいたのか会長が振り向いて一言
「そんなに見つめなくても後で抱いてやるから、な?」
おいおいおいフザケてんじゃねぇぞこんちくしょう、ふざけるのも顔だけにしとけよなぁ…
「ハァ…ふざけるのは顔と脳みそだけにしておいてください、このクズがていうかいつまで掴んでるつもりですか?早く離してください」
あ、声に出ちゃったみたいだ…取りあえず誤魔化しとこ、フフフと笑っておく
効果は大きかったようで
会長が少し震えながら口元を押さえて笑っている俺の腕を離してくれた、よしよし最初からそうしとけばよかったんだよ、このクズが
ていうかここの体育館広すぎだろ、どんだけ俺等の席遠いの?とか思いながらも帰る
あぁやっと席についたと思って隣を見るとまだ笑っている会長が見える、会長は、本名を帝翔琉と言いまぁ王道学園あるあるの俺様であり、自由人、そして泣かせた男は数多く、(←本人曰く いや、みんなセフレだってわかってっから泣いてるやつなんていねぇ)だそうだが、どちらにしろクズ、ヤリチンである、なんなら触らないでくれ
そう思いながらジトーっとどんだけ笑ってんだとか思いながら見ていると
「なに?誘ってんの?」とかまだ諦めてないらしく言ってきやがる、ちんこ潰してやろうか
「ふざけるのも大概にしてください、ていうか話しかけてこないでください」
とか言うとまた笑いだしてこう言い放った
「この前は俺のそういうところも好きとか言ってたのに?www」
コイツ…まだ覚えていたのか、一旦処そう、そうだ、殺せばいいんだ、あの時はエイプリルフールは午前中なのを忘れてただけなんだっつーの
「あのときのことは一旦忘れましょう?なんならついでに死にましょう?ああ、一人で、ですけど」
とか言っていると今度は、進学テストの総合1位だったやつのスピーチが、始まったようだ
こんなくだらない言い合いをしている場合ではないので真面目に聞く
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