骨の炭酸飲料

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火葬場に入ると、最期の別れを告げて、あいつは燃やされに行ってしまった。 骨になるまで時間がかかるので、ロビーの休憩所で、私達は待っていた。 さすがに、火葬場まで来るのは、親族くらいで、人数もだいぶ減っていた。 私は、先程ジュースを飲んだくせに妙に喉が乾いてきたので、自販機で何かを買うことにした。 何にしようか迷っていると、あいつの従兄弟がやって来て、じっと私のほうを見つめた。
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