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その後あたしは冴香ちゃんが呼んでくれた、秋ちゃん専属?救出部隊のハルちゃんとシイちゃんに助け出され、無事に大好物にありつけた!
しかしながら…冴香ちゃんでさえ通れないあの部屋を、猫ちゃん並みにスイスイと足音も衣擦れの音も立てずにあたしをお姫様抱っこリレーしてくれるあの娘達って…
あ、リレーだからってあたしが太ってるワケじゃないからね!
…まぁ、ネコと冴香ちゃんとハルちゃんとシイちゃんのご飯が美味しすぎて、ちょっと…本当にちょっとだけだからね?、お腹にお肉が…
ま、真夏の間に優花ちゃんと美優ちゃんと泳いで…もとい水遊びして痩せなきゃだわ…
「で、何を探してたんです?」
あたしが散らかした服やらインナーやらをキレイに畳んで重ねてくれながら冴香ちゃんが…女はいくつになっても女の子なんだよ!だから異性であるネコに見てほしくないモノもあるって事!
「冴香ちゃんに見せようと思ってさ、昔のネコの写真!卒アルとかShoottで撮った写真とか」
「え!そんなのあるんですか?それは是非とも見たいです!」
お♫さすがの冴香ちゃんもネコが絡むと食付きが良いな
「あれ?卒アル?それならこの前秋ちゃんが仕事部屋で嬉しそうに何か見てたような…で、そのまま幸せそうに寝落ちしてたから私テーブルの上に…」
ん?仕事部屋に?冴香ちゃんそれ本当?
「はい、紺色の落ち着いた装丁のちょっとぶ厚めの冊子みたいなの」
冴香ちゃんが記憶を探るように腕組みして
それだー!!!仕事部屋にあったんだよね!!
そう叫びざま仕事部屋に行こうとしたあたしの浴衣の紐が急に引かれ…
「秋ちゃん?その前にお部屋の片付けを先にしましょうね?じゃないと私、描さんのお部屋で寝る事になりますけど?」
にっこりと笑顔で冴香ちゃんが…棒読みで…
はい、先に片付けさせていただきます…
あーん、冴香ちゃんが怖いよーー?
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