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サブタイトル日々の意味
夢現46ページから展開されていく綾香の日々。
その章のサブタイトルが『日々。』なのですけど、私は”日々”という言葉に特別好意を寄せています。
私の好きなアーティストカンザキイオリさんが、自身のアルバム『日々、』の名前の由来に対し、生放送で話していたことがありました。
『日々、』のこの読点は、”日々が続いていく”という意味合いがあると(日々”、”)
対して、サブタイトルの日々には句点が着いております(日々”。”)
『日々。』の章では、綾香の学校での日々、家での日々、さまざまな日々を描いている章です。
勿論、この章には好きな人である優希や、親友である菜々美と楽しく話すシーンもありますが、殆どが虐待や学校での孤独を描いた構成となっています。
私は、この『日々。』というサブタイトルに
『この地獄のようなこの日々を早く打ち切りたい』と願う綾香の気持ちを込め、句点を打ちました。
カンザキイオリさんのアルバムの日々にはいつまでの続いていく意味の読点に対して、私の小説に使われた日々には早くこの日々が終わって欲しいと願う少女の願望が表れた句点が付いており、対象的なタイトルとなっております。
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